早稲田大学スキー部: 2008年6月アーカイブ

「チーム」と「集団」

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早稲田大学スキー部が追求しているものは、『強い個人』とその裏づけとなる『競争原理のあるチーム力』です。

 

油断すると、チーム力を求めているのにもかかわらず、「単なる集団」に陥る危惧があります。

 

では、チームと集団の違いとは何でしょうか?

プロ野球楽天イーグルスの野村監督に言わせると、チームとは機能があり、集団とは機能しない集まり と定義づけ

できるそうです。

確かに、自分たちに置き換えてみると、早稲田が求めるチームは、「競争原理のある」チームであり、その競争原理が

いわゆる機能ということになります。

 

毎年、4年生が卒業し、新入生が入学して新しい体制となった後、チームとしての機能を早期に確立させるべく、選手一人

一人を入念にウォッチするとともに、新4年生(主将・主務・チーフ)に自覚を促しながら責任感を求め、さらにキャプテンシー

の発揮を期待しています。ただし、彼らのキャプテンシーの発揮の仕方次第で、その年のチーム力が固まってくるので、

私は常に誘導することはしないようにしています。

そうでないと、彼らのカラーが出てこないし、いざという時に磐石のチームにならない(=打たれ強くない)と思うからで、

そこから期待される機能が出てくると信じているからです。

 

一方、1年生のうちに、自分のスタイルを見出せず、学生として選手として軸がしっかりない部員がどこにでもいると思い

ます。 (本来、そういった者がいては困るが。。。)

その要因としては多々あると思いますが、真因は、2つあると思います。

1つ目は、大学に入学したことで1つの目標が達成されて満足してしまったことに起因するものです。

2つ目は、日ごろから頭をフル回転させることができず、自分で考えることができないところからくるものです。

いずれにしても、本人のモチベーションに端的に影響しますし、さらに、その言動が周囲(チーム)にどれだけ影響を与え

るかをわかっていないことになります。

早稲田大学で言えば、最低限のルールを遵守し、やるべきことは当たり前にやり、その上で、初めて建設的な意見のやり

とりが出るようにしています。その意味では風通しのいい組織(チーム)だと思います。

当たり前のことが当たり前にできないまま、権利だけ主張だけするのは最低です。大きい組織でも小さいな組織でも義務

と権利のバランスで均衡を保っているのです。それがなければ、先輩の血と汗と涙を否定することにもなりかねませんし、

スキー部の歴史も伝統も一夜にして崩壊してしまいます。

 

こうやって考えてみると、チーム力をつくり出すのは、監督や4年生がつくるのではなく、3年生・2年生・1年生全員で

つくり上げていくものだと、つくづく思います。

さらに言えば、長年に渡りその基盤を構築されたOBの方々と大学とともにつくり上げていくものです。

 

強いチーム力とは機能をしっかり持っていることが必須条件だが、そこに至る過程に大切な何かがあると思います。

自分が強くなるだけで良いのであれば早稲田にいる必要はなく、また、早稲田にいるのであればスキーが強いだけで

何事も許されるということはないはず。

早稲田大学になぜ入学したのか? 早稲田でスキー競技をすることにどんな意味があるのか? など奥深いことが

あるはずです。その答えは個人個人異なるかもしれませんが、個人が競技者として強くなる(勝つ)とともに、早稲田が

好きだからこそNO.1チームにしたいと思うはずだと思います。その過程で、仲間で切磋琢磨すること(≒競争すること)

を契機としてチーム力が醸成されてくるのだと思います。

とはいえ、まず大事なことは、現役部員にどれだけ意識・自覚・考える力があるかが大事なのです。

 

早稲田大学スキー部は、「勝つ集団」であります。 しかしながら、単なる選手の勝手な集りではなく、真に強いチーム力を

全員で目指していきたいと思います。

 

 

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(写真)

6月プールでのトレーニング。

多様な筋肉・関節を動かすことを狙いとして、

週1回部門別トレーニングで水泳練習を導入。

 

従来は、プールを使ったトレーニングは行うことが

なかなかできなかったが、今は、トレーニング計画

に盛り込んで実行できている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

                       

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