トレーニング 2

|

 

5月から本格的なトレーニングが始まり、今は、今季のトレーニングの「導入」を選手各自がどこまでできているかウォッチ

しています。

 

監督として、今の時期の「トレーニングの導入期」を気にしています。

とりわけ、早稲田の選任監督になってからは、スキー部員の競技力向上に学内の指導力や施設などを活用するように

意識しています。以前は、自分たちの力や外部機関など、知り得るネットワークを駆使して競技力向上に反映させてき

ました。

早稲田には、競技力向上に資する「ハード」と「ソフト」がたくさんあるにもかかわらず、スキー部が活用しきれていないこと

に私としてはジレンマを感じていたというのが実際のところです。そのため、大変僭越ながら、大学に対しても早稲田の

学内で組織的に競技力向上に資する動きをしてほしいと、要請をしたこともありました。

 

早稲田に来てから、従来、実行したかったけどできなかったジレンマ、あるいは、学内にいるからこそできることを整理

して少しずつ強化の環境を整備してきました。

運動生理・アスレティックトレーニング・バイオメカニクス・メディシン(内科)・メディシン(外科)・身体機能などの面で、少し

ずつですが、先生方と打合せや調整を行うことにより、先生方もサポートしてくださるようになり、それに伴いタイムリーに

競技力向上に資するトレーニングに反映する取組が行えるようになってきたと思います。

実際、昨シーズンも学内でサポートを受けた選手が、トレーニングと競技実績との関わりを強く意識する(主観的に)ことが

でき、またひとつ実績ができた経緯もあります。

 

具体的には、新入生は基礎体力づくりが不十分のままシーズンインし、結果を残すことも少なくシーズンを終えるということ

をよく耳にします。実際早稲田でもそのようなことが散見されます。

したがって、新年度のトレーニング導入期には、「多様な関節を動かす」「ベーストレーニングを行う」「体幹を強化する」など、

この時期に押さえるべきトレーニングを十分行うようにしています。これらは、1つ1つ正確な動きをしつつ動作を確認しな

がらトレーニングすることが求められます。特に、1・2年生の下級生は耳知識としては多くのことを吸収していますが、

正しい理論・正しいフォームという点では脆弱です。

そのため、上記トレーニングのうち、「コーディネーション」「ウェイトトレーニング」「ウォームアップ」などは学内の先生の協力

を仰ぎ、スキー部員を個別にサポートしてもらうように働きかけをしました。今年は3人の先生にサポートしていただくことに

なり、『関節可動域向上・体幹強化・上体筋力強化(肩・後背筋等)・バランス・アジリティなど導入時にサポートを受けること

により、それが競技にどのようにつながるか?を理解しながら正しい動き・フォームを身につける』ことを実行しています。

そして、その後、徐々に選手がトレーニング方法をマスターし、少しずつ自立してトレーニングを行えるようになってくれれば

いいと思っています。

間違ってはいけないことは、ウェイトトレーニングと言っても、単に大きな筋肉をつけるだけではないと

いうことです。トレーニング?20080528.jpg

 

 

また、高所トレーニング(Living-high&Training-low)

は、早稲田が過去6〜7年前から毎年実施している

コア・トレーニングの一つですが、これについても

生理学の先生(生理学の世界ではかなり権威の

ある方)にチェックを受けています。

それにより、我々が行っていることが間違っていな

かったことを裏づけしてもらい、指導やアセスメントを

頂戴したりしています。

もちろん、今年も積極的に計画しています。

 

これらは、一つの事例です。 

 

こういったことを計画・実行する中で、選手の週間

トレーニングは、これら学内でサポートを受けるトレ

ーニングと、種目別集団トレーニング(競う練習)

で、週7日のうち5日のトレーニングメニューが

早稲田のトレーニングとして固定されます。

結果として、選手個々のトレーニングは残りの2日

に当てることになります。

  

しかしながら、本当に強くなりたいと気持ちの高い選手は、その他の時間を上手に使い、人が見ていないところで

「勝つための」・「負けない」トレーニングをしています。 当然のことながら、それは、選手の意識の高さにより個人差が

ありますが、選手は現状に安住せず、常に「前へ前へ」向かってほしいと思いますし、向かわねばなりません。

早稲田で結果を残した多くの選手が皆そうであったように。。。

選手全員がそのような姿勢でトレーニングするために、選手のモチベーション向上と競技力向上に資する一層の環境整備

を積極的に実行していきたいと思います。

 

 

    

                  

このブログ記事について

このページは、早稲田大学スキー部が2008年5月31日 22:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「トレーニング」です。

次のブログ記事は「「チーム」と「集団」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

管理画面