2012年を迎えました。遅くなりましたが、新年のご挨拶を申しあげます。
年明け早々から、アルペン学チャン(FIS)、クロスカントリーFISレース、ジャンプ雪印杯などの大会が行なわれました。
出場した選手、ご苦労様でした。
早稲田の選手はどうだったかというと、大会を観たり、リザルトを見て、「3極化」という印象を持ちました。
1)期待通りのパフォーマンスを出せた選手、順当に仕上がってきている選手
2)期待されるパフォーマンスを十分出し切れていない選手、それでもそこそこ仕上がってきている選手
3)自分のパフォーマンスを出せていない選手、結果を求めるには厳しい選手
その差はどこにあるのでしょうか?
もちろん、個人競技なので個人ごとに目標が異なるため一概に比較できませんが、共通に語れるファクターがあります。
1つには、「競技力の品質」が違うこと。もう1つは、「意識の品質」が違うこと。
ビジネスの世界、とりわけ、一部上場企業では、数年前までは、売上げ至上主義的な背景があり、極端な言い方を
すれば稼げばよいという風土が芽生え、企業内では稼ぎ方を重点に教育してきました。周囲もそれを当たり前のように
評価してきました。
結果として、内向きの業務に傾注、市場の競争原理から乖離、マーケット(顧客)離れが顕在化し、利益率(企業体力
)低下を生み出しました。これにより、マーケット(顧客)からの不満 と 競争力低下を誘発しました。
昨今、マーケットは敏感に株価に反映することもあり、それらの反省により企業の本来業務・使命に立ち返り、ビジネス
社会全般で「業務品質の向上」を経営方針の中軸に掲げて動き出してきました。各社とも自社の殻を割ることを目指し、
その1つとして、社員教育を充実させ、あらためて、マネジメント・人材育成に注力する企業が増加してきています。
「マネジメント力の向上=人材を育成すること=業務品質を高めること=顧客満足度を高める=真の市場競争力を得る」
という構図です。
話を元に戻します。
当たり前のことですが、 「競技力の品質を高める=練習・意識の最適化=高い競技力を体得する=強い」です。
選手は強くなるために練習をしますが、日常からどの程度高い意識を持って練習しているか否かで体得するレベルが
変わってしまうことを知る必要があります。
その意味では、選手の「競技力向上」は、ビジネスの「業務品質向上」に通ずるものがあると思います。
オフシーズン(練習期)においては、
まず、「練習量が確保されないと練習の質は高まらない」ということを気づかないといけません。
次に、「何のためにその練習をするのか」を頭を使って考えながら実践することです。具体的には、練習の意味を考え
ながら動き、その練習の到達目標を明確にしないといけません。
さらに、自分の枠組みの中でのみ練習せず、チーム内で切磋琢磨しながら練習することも伸びる要因の1つです。
結果として、スキーを通じて醸成された意識の高さは、日常生活にも反映され、大学生としてチームとしての意識改革
にもつながるものです。
早稲田の選手はこれらを理解してやってきたはずです。
オンシーズン(試合期)においては、
世界を知り、コンペチターを知り、自分のポジションを把握したはずです。
その上で、オフシーズンの練習を基盤として、雪上での滑走技術を向上させること、試合間での練習による修正を行なう
ことが主になるでしょう。
試合期の練習内容と意識レベルも重要で、
・アルペンでいえば、ポール間のインターバルでいかにスキーを滑らせるか
・クロスカントリーでいえば、アップダウンのあるコースでペース配分を考えながらいかにスキーを効率よく滑らせるか
といったことがひとつの事例になろうかと思います。
大学の試験等で少し大会から離れる今この時期が、技術修正をして、自分の競技力を高めるチャンスです。
言うまでもありませんが、最後は、根性と執念。
選手は誰しもオフシーズンにやってきたことに自信を持ってほしいです。方向性は誤っていません。
上述のように、今シーズンの最終到達目標を再確認する中で、気持ちを強く持って、貪欲に競技力を高める努力を
することが選手諸君に求められていることです。
2月は、インカレ、全日本選手権など主要大会が目白押しです。そこに向けて、いかに練習を積むかが今シーズンの
ターニングポイントになるはずです。今まさに、勝つための競争力をつける最大チャンスととらえて行動してほしい。
自分で限界をつくらず、自分の殻を破るために、結果を気にせずチャレンジしてもらいたい。
強い者が勝つのではなく、勝った者が強い。結果は後からついてくる。
早稲田のすべての選手に期待しています。
私は、今、クロスカントリー部門とともに北海道・音威子府村に来ています。
こちらではドカ雪が降り続き、国内のスノーシーズンも本番です。
選手たちは10月後半から順次シーズンインし、すでに序盤戦を戦っています。
ナショナルチームのメンバーはワールドカップに出場、アルペンは中国遠征・コンチ
ネンタルカップに出場しているので、そういった選手は仕上がり具合がある程度わか
ります。
その他の選手は、約1ヶ月に及ぶ雪上トレーニングを経て、これから試合に臨むので、
12月の国内緒戦の結果をみて、今シーズンどこまで戦えるかを見極めることになり
ます。
果たして選手一人ひとりが どの程度のポジションまできているのであろうか。
当然のことながら、早稲田のチーム分析・コンペチター分析もしていますが、正直な
ところ、今シーズンは我々は厳しい戦いを強いられると覚悟しています。
また、選手たちはどこまで成長してきたのだろうか。
「意識の高さ」
「やったつもり」
「フォロワーシップ」
「長い夏季合宿を活かす」
「トレーニングコーディネート」など、
伝えてきたこと・やってきたこと指針は、例年と変わりませんが、私の全体評価として
は50%。
成長した選手も50%いますが、チーム全体としてみれば昨年・一昨年よりも成長度は
残念ながら低いです。
すでにシーズンに入ってしまいましたが、戦いながらチーム全体で少しでも成長し、
早稲田内部のGDPを少しでも高めてもらいたい。
チームの浮沈は、今年の4年生がどこまでいけるかがキーポイントになるはずです。
早稲田がずっと早稲田であり続けるために、4年生が石にかじりついてでも1つでも上を
狙う姿勢をみせることが今こそ求められます。
今の早稲田は、まさに、「勝つことが善である」。
スキー競技は一発勝負です。敗者復活はありません。
自分に負けず、自分で限界をつくらず、シーズンを戦ってもらいたい。
解散ミーティング
先日、後期解散にあたり、シーズン前の全体ミーティングを実施しました。
私からは、選手全員を雪上に送り出すメッセージを伝えました。
目標の再確認、インカレを戦うためのシミュレーションを示しましたが、真に危機感を持って
聞いていた選手は目つきでわかります。今シーズンは、ほぼ大丈夫だと思います。
反面、正直なところ、甘さが残る選手が散見されるところに不安が残ります。
「スキー部は勝つ集団」、「エンジを着ることの意味」などに代表されるように、我々はささやかな
プライドと高い目的意識を持ってやってきましたが、1人でもそこに脆弱性があってはダメです。
部門チーフおよびサブチーフからは、シーズンに向けての動きと決意表明がありました。
これまでの練習をみている限り、種目別には、それなりにやってくれると感じています。
1年生や3年生からも想いを語ってもらいましたが、それぞれが気持ちを高く持っています。
スキーは個人競技。一人ひとりがどこまでやれるかは未だ未知数と言わざるを得ません。
パレートの法則に倣って20:80でしょうか?
20%の選手がチームの80%の仕事をするのでは我々はNGですね。
早稲田の今シーズンを占うキーワードは、「4年生の意地」のような気がします。
パレートの法則を覆して、全員総力戦でインカレに挑めば、結果は後からついてくるはず。
チーム目標である インカレでの男女アベック総合優勝には、大きな意味があります。
男子は過去最高タイの4連覇、女子は初優勝がかかっており、スキー部として新たなステージに
立てるか立てないかのターニングポイントです。
今年のスキー部は、「勝つことだけが善である」です。
ワールドカップ等世界を目指す選手たちは、すでに海外遠征に出発しました。その後、多くの選手
が遠征に出発し、それぞれのステージで臨戦態勢に入ります。
夏までに自分たちがやってきたことを信じ、目標に向かってガツガツやってもらいたい。
おめでとう!
2009年卒業のスキー部OB
藤田紘基さん。
新婦は、由貴さん。
10月9日
挙式を終えました。
私も招待いただき、
挙式・披露宴に出席して
きました。
3兄弟の中で先んじて・・・
学生時代からの恋を実らせ、7月に入籍し、今回、
挙式の運びになりました。
この日、全国各地から、
同期、1学年上の仲間が集まり、新郎・新婦を盛り上げて
いました。
再会してしまえば、なんら変わることなく、
普通に会話できるところがすごい!
宮内先生も出席。
先生に伺ったところ、スキー部の卒業生の披露宴に出席
するのは2回目だとか。
祝辞でも述べさせていただきましたが、
価値観の違う者同士が結ばれることはお互いを尊重することが大事です。これからは、独立した家庭を築く者として、
お互いの身内への配慮、周囲との付き合い、仕事関係など、自分たちのことだけでないという社会的責任もあります。
月並みですが、晴れの日も雨の日も、どんな時も2人で支えあって温かい家庭を築いてほしいと思います。
ともあれ、スキー部の卒業生が成長し、結婚という晴れのステージに立つ姿を見れたことは監督として感慨無量でした。
秋晴れのこの日、
最も破顔していたのは、
新郎でした。
集まり散じて・・・
2008年卒業、
岩船雄介さん
高尾康平さん
2009年卒業、
宮本康希さん
佐藤佑亮さん
清水宏康さん
竹林奈々子さん
斉藤(角田)あずささん
木村正哉さんは、全日本合宿のため出席できませんでしたが、ビデオレターで披露宴会場を沸かせてくれました。
正哉らしい裸での体当たり演技。。。会場は爆笑と失笑が入り混じっていました(笑)。
今年も夏季合宿の季節を終えました。
夏の練習が冬に活きる!
8月〜9月 約50日の夏季休業期間にいかにトレーニングをやりきったか?いかに仕上がってきたか?
これが大事なバロメーター。
種目ごとに合宿を繰り返し、選手個人の競技力向上がどこまで図られたのか、選手は各自の主観である程度実感が
あったはずです。
夏の間、選手を見てきて、60〜70%の選手は冬に戦えると感じましたが・・・。全体の底上げはまだまだ。
同時に、気になるのが、チームの空気。
人が代われば、考え方や意識や雰囲気が変わるのが世の常。 その中でも、勝ちに向かう「チームの空気」という不変
なモノがあります。
今年度当初は、例年に比べチーム力が脆弱と言わざるを得ない状況でした。
単に強いとか弱いとかの問題ではありません。
練習に対する意識、生活局面での意識など、選手一人ひとりの競技者としての意識の高さの集合体がチーム力であり、
そこからチームを下支えする「空気」が醸成されるはずです。
個人競技力とチーム力は表裏一体の関係だと考えているので、チーム形成が脆弱だと全体の底上げが図れず、勢いも
なく、必然的にゴールは見えてしまいます。
この夏の間に、少しずつ変化の兆しを感じたので、これからの選手の成長に期待したいところです。
早い者は、9月から海外での雪上トレーニングに出発します。
その意味では、目前の冬季シーズンに向けて、今が大事な時。
戦うのは選手、トレーニングするのも選手、主役は選手・・・我々は、「今、やるしかない」。
フィンランドからアップしています。
今回の遠征では、当地のトレーニング拠点およびこちらの大学との提携に伴い、新たに3つの取組を実施しました。
1)lab test (maxvo2測定)、 2)field test (雪上での心拍数コントロール練習)、 3)動作解析 (雪上での技術チェック)
こちらの施設の方、こちらの大学の方、フィンランドチームのコーチなどの協力を得られて、これまでに仕掛けてきたことが、
1つずつですが、着実に実を結んできています。
今回の取組は、単に測定という位置づけではなく、それぞれを期間中のトレーニングにつなげるという、あくまでも強化に
資する取組として位置づけたものです。
これらを選手が主体的に考え、活用して、次のトレーニングにいかにつなげるかが最も重要なので、そのように仕向けて
きましたが。。。 まだまだ意識不足の選手がいるので、これからが本番です。
lab test (maxvo2)
bio-mechanics
heart-rate contorol test
feedback meeting 1
feedback meeting 2
technique check
Summer camp in Vuokatti , Finland
8月5日からノルディック・クロスカントリー選手を連れて
フィンランド・ボカティに来ています。
当地での夏季合宿は、早大スキー部にとって、来シーズン
を占うという意味でとても大きな位置づけになっています。
私は強化のために何が必要かを考え、あらゆる強化の可能性を視野に入れ、夏季合宿を最善のコーディネートを行って
きたつもりです。そのため、早稲田の夏季合宿は、数年に一度、都度大きく方向転換してきました。
事例としては・・・
監督に就任した直後の4年間は、3週間に及ぶ標高2300mでの高所トレーニング合宿を導入。
そのために医科学(とりわけ生理学)のドクターの指導を得、トレーニングに反映しました。当時、選手はトレーニングするか
寝るしかない環境で3週間ストイックに練習してきました。結果論ではありますが、これがひとつの契機となって、関谷則和
君のインカレ30km優勝、山田健太君のインカレ10km3位、続いて 成瀬野生君・大類美咲さん・藤田善也君・嶋田 翼君・
木村正哉君・藤田紘基君らの飛躍につながったと感じることができた合宿でした。
さらに、陸上自衛隊冬季戦技教育隊やJR北海道など企業チームとの合宿を導入。
これは強い選手と一緒にトレーニングするというメリットもありますが、とりわけ、自衛隊では真駒内駐屯地に宿泊して
トレーニング以外は隊員と同じ生活をするという少々窮屈なことも乗り切りながら行うことに意味を持たせた合宿でした。
強化に資するいろいろなコーディネートを行ってきましたが、いずれも、コーチ陣の理解と選手の意識の高さが伴わないと
完遂できないことは言うまでもありません。
そして、その後、場所をフィンランド・ボカティに移しました。
2009年に早稲田大学とボカティスポーツと提携、その提携に基き 夏季合宿を開始して3回目の夏を迎えました。
低湿度、
あらゆるトレーニング施設の充実、
フィンランドチームのトレーニング拠点、
そして、
最大のメリットはスキートンネルでの雪上トレーニング。
その環境は、選手にとってとても効果大ですし、勝つため
に必要なものだと思います。
ただし、この環境を活かすも殺すも最後は選手の意識に委ねられます。
普通にトレーニングして満足していてはNG。トレーニングメニューを示されるので、それをベースに自分で必要なことは
何かを考えることが求められます。
もっとやるべきことはないのか? これでいいのか? を絶えず自問自答しながらトレーニングに集中することを期待
しながら我々は選手に付いています。
今年は、フィンランドナショナルチームの医科学サポートを行っているユバスキュラ大学と早稲田大学スポーツ科学部との
提携に伴い、さらに、従来とは異なるコーディネートを仕掛けました。
ユバスキュラ大学とボカティスポーツのサポートを最大限受けて強化につなげようと考えた次第ですが、詳しくはあらためて
お示ししたいと思います。
ユバスキュラ大学・ボカティスポーツの方々と、昨年来メールでやり取りして概要を固め、こちらに来てから早々に数回の
ミーティングを持ち 詰めてきました。英語で会話しているため、時間がかかってしまいましたが、選手の競技力向上にプラス
になるものと確信しています。
今回も僅かばかり監督としての姿勢を見せようと、
山の中にポールウォーク2時間行きました。
ちょっときつかったですが(笑)。。。
スキー部の主役である選手がもっと強くなるように、
そして、海外遠征での経験が早稲田での思い出に
なるように。
「今、やるしかない」
今年度のスキー部のスローガン。
このスローガンとした経緯は、男子も女子も、いわば「崖っぷち」の状態であるという問題意識に起因しています。
- 男子は、インカレ4連覇を本当に狙えるチームなのか
- 女子は、前回インカレでは僅差で2位であっても5年連続2位となり、今 勝てなくていつ勝てるのか
- そして、チームが確固たる状態でない中で、個人の目標達成がどこまでできるのか
勝つために練習するという意味だけでなく・・・
- チームが勝つために、個人が勝つために、今 何をすべきかを考える。
- そのために従来以上に高い意識を持つ。
- 早稲田大学で学べていること・早稲田でスキー競技に打ち込めていることへの感謝の気持ちを強く持つ。
- 支えてくれている人への感謝を忘れない。
- 震災で苦労を強いられてままならない人たちがいる中にあって我々はやれる環境があることを忘れてはいけない。
といった想いをこのスローガンに包含しています。
新体制でスタートしてから3ヶ月が経過した今、このままで本当に勝てるのか、自分の目標を達成できるのか?
後悔しないためにも、来たるべきシーズンから逆算して、何をすべきか、今一度 自分を見直し、スクラップ&ビルド
すべき時期に来ています。
この7月に修正しきれないと、万全の状態でシーズンを迎えることが厳しいものになりかねません。
今年は、スキー部100年に向けた仕上げの10年間の初年度、
今までと同じことをしていたら決して勝てない。選手一人ひとりのやる気に期待したい。
新潟・十日町での稲門会
先日、高校生リクルートで新潟・十日町に赴きました。
今年2月の全日本選手権の時には、十日町在住・在勤の校友の方々にスキー部の激励会を開催していただき、
部員ともども感激した思い出の場所でもあります。
今回、スキー部関係者(OBおよび卒業生・在学生の父兄)との懇親会が予定されていましたが、加えて、地元校友
の方々にも参加いただき、いわば、オール早稲田で懇親会を催していただきました。
お忙しい中にもかかわらず、20数名の方々に参加いただき、またもやあたたかい激励を頂戴してきました。
感激しました。
ありがとうございました。
すべての方々が、なんらかの形で早稲田とのつながりがあるのですが、学年・学部や関わり方が異なる中にあって
ここまで熱い気持ちをもって参集されるのは、早稲田ならではでしょうか?
どこにいっても、「早稲田の絆」といったようなものが存在します。また、それが、力の源泉にもなるはずです。
スキー部員も最近は、全国の校友の方々や地域の方々とのかかわりを肌で感じて、これほどまでに応援していただい
ていることを体感し、感動さえしています。
遠くにいても支えていただいていることに感謝して、ますます精進したいと、気持ちを新たにしました。
余談ですが・・・
その翌日、十日町から北海道・道北方面に移動しました。
ちょうど桜が満開で、狭い国土といえども、日本の広さ
を実感しました。
前ラグビー蹴球部監督中竹氏と。
先日、大学稲門会の関係で、前ラグビー蹴球部監督の中竹竜二さん(現日本ラグビーフットボール協会)と会談を行う
機会がありました。
中竹さんの監督時代にはたびたび意見交換し、共通認識のところが多かった印象があったので、私としては旧交を
深める位置づけとともに、氏の話を聞くことも楽しみでした。
会談の主なテーマは、強化に必要なこと、マネジメントに関すること、高校生リクルートのこと、あまり言えない本音の話
など多岐に渡りました。
団体競技、個人競技の差がある中で、すべてが同じ見解ではありませんが、やはり頷けることが多く私自身も勉強に
なりました。
・強化態勢 ルールが変わる中での対応 動けるコーチ陣 指導体系 選手の押さえどころ など
・高校生勧誘 OBやスタッフが勧誘するのではなく監督自らが行なう 責任の所在 入学したい熱い気持ち
・マネジメント 選手が考える 選手の意識 危機管理 管理手法
・戦略 もしドラ 古典的な戦略が基本 競技とビジネスの線引き
ドラッカーは読みましたが、私は、マイケル・ポーターの
「競争優位の戦略(1985)」を何度となく読み返してきま
した。
ビジネスの現場でそれを反映しようと努力したこともあり
ましたが、そのエッセンスを現場に落とし込むことはシン
プルに行なえば以外とはまると感じています。
ビジネスの現場とスポーツ強化の現場を同じ土俵で考えること自体がどうかという議論もあろうかと思いますが、
これらの戦略本に書かれている内容は、競争のあることろには当たり前のことだと思っています。
そんな議論もしながら、時間が経過していきました。
これまでやってきた大きな方向性に誤りないと改めて感じましたが、そのこととは別に監督の本質とは何か?を考える
きっかけをいただいたような気がしました。
監督としてやることをやっても、最後にやるのは選手。
個人の選手をどう評価するか? チームをどう評価するか? といったこともありますが、選手の意識とやる気に結果は
左右されることをしっかり理解した上でものごとを行なうべきですね。
中竹さんは、最近も本を出されたそうです。これで十数冊目とのこと。一度読まれてみてはいかがでしょうか。
このような機会をいただいたことに感謝したいと思います。 ありがとうございました。